関節機能障害

Dysfunction of Intraarticular Movement

近年、日本では多くの腰痛、肩こり、関節の痛みなどの原因として「関節機能障害」という病態が注目されています。これは「関節包内運動」と言われる関節が動く際に関節の中の骨の合わさり部分で起こる運動が正常に行われていない状態で、その異常はレントゲンやMRI等の画像診断ではとらえられません。

この「関節機能障害」が起こると「関節反射」というものに異常を生じてその関節を包む軟部組織及び当該関節に神経的に関連のある軟部組織や筋肉に過緊張、こり、つっぱりを起こし、それが痛み、つっぱり、凝りの原因になります。又、「レントゲンやMRIで大きな病変や神経の圧迫が見られないのに痛みや痺れがでる」、「手術を受けたが痛みがとれない」などはこの「関節機能障害」が原因になっているケースが多くみられます。 更にはMRIやレントゲンなどの画像検査で神経根の圧迫が見られ椎間板ヘルニアや変形性腰椎症、または脊柱管狭窄などと診断された場合でもほとんどのケースにおいてその痛みや痺れの位置と圧迫をうけている神経の支配領域とは一致しません。

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関節機能障害から始まる様々な症状

これは原因は他にあるということで、調べると骨盤部から脊椎部内のいずれかの関節に「関節機能障害」を起こしており、それを治療することで痛みや痺れは消えてしまったという症例をたくさん経験してきました。この「関節機能障害」は腰痛、肩こり、関節痛のみならず頭痛、生理痛から原因不明の手足の痺れ、めまい、目のかすみまで様々な症状を引き起こします。

そしてこの「関節機能障害」が骨盤部の関節に起こった場合放置しておくと椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄などの背骨や椎間板の変性を引き起こす原因になると考えられており、肩・背中に起こると首や肩の凝り・痛みだけでなく腱鞘炎やゴルフ肘など腕の方にまで問題を起こします。 更に私の臨床経験では病院でCRPSと診断されたものでも「関節機能障害」の治療で治癒、又は好転するものが多く、最近よく耳にする「神経障害性疼痛」と診断された痛み、痺れ、異常感覚(灼熱感、冷感)にも同じ事が言え、これらの治癒や好転例においてはその痛みは神経原性ではなく関節原性であった、または関節原性の痛みが長期に及んだために神経原性の痛みへと移行したのではないかと考えられます。

国内外における関節機能障害の研究

日本ではこの「関節機能障害」に対する徒手治療の研究は盛んで代表的なものに博田節夫医師の「AKA-博田法」、宇都宮初夫理学療法士の「SJF(関節ファシリテーション)」等があります。 欧米ではこの「関節機能障害(Joint Dysfunction)」は「関節が動き過ぎている、又はその動きが制限されているなどの関節のabnormal motionだと定義していますが日本では更に各関節の関節包内運動がどのように動いているのかが細かく研究されています。これは関節のabnormal motionを治療するのに各関節の正常時の「関節包内運動」がどのように起こるのかを知る必要があるからです。

私は20年前に植松光俊理学療法師による「関節運動学的アプローチAKA」を受講して以来「関節機能障害」の徒手治療に取り組み始め日々の臨床の中での発見にともない改良を加えていき現在の治療パターンへと進化を遂げてきました。これは異常を起こしている「関節包内運動」を正常化し、それに伴って起こる軟部組織や筋肉の病的緊張を取り除いていく徒手療法です。

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関節受容器侵害性入力抑制療法

Joint Nociceptor Excitement Inhibition Therapy

これは私が関節機能障害の徒手治療に取り組んできた中で発見した治療テクニックで、関節機能障害への施術のように他動的に関節包内運動を起こさせることも、関節包を牽引、伸張または弛緩させることも無く関節受容器に非侵害的な微細な刺激を加える事で鎮痛効果を得るもので、急性期及び慢性期の非化膿性関節炎、いわゆる単純性関節炎に著しい鎮痛効果、治癒の促進をみせるものです。

その施術は非常にソフトなもので関節炎に対して最も安全な徒手治療と言えます。それゆえにこのテクニックを用いることでその関節の炎症の有無を関節に負担をかけることなく確認できるのも特徴です。

治療する事で体に生じる反応

この反応は患部を「さする」などしても同等の結果は得られず関節包を意識して狙った時にのみ起こることから深部感覚受容器の中でも関節包に存在する関節受容器が反応していると想定しており、関節非侵害受容器を興奮させることで関節侵害受容器求心性興奮入力が抑制される、又は炎症や組織損傷による化学刺激に興奮しているポリモーダル受容器に別の種の刺激(非侵害レベルの機械刺激)が加わる事で化学刺激に対する興奮が抑制されるのではと考えています。

治療結果を考える

いずれにせよ痛みが減弱、消失する事で交感神経の興奮が抑制され、患部の虚血、発痛物質の蓄積が改善され「痛みの悪循環」から脱出するのであろうと考えます。関節機能障害によってもたらされる痛みも、関節包内運動の異常やそれに伴う軟部組織の緊張に関節侵害受容器が興奮すると考えられるので、それらの治療法も含めて私の行っている徒手療法は全て関節受容器侵害性入力抑制療法と言えるでしょう。

治療対象

これらは鍼灸治療による対象も含みます

  • 腰痛
  • ぎっくり腰
  • 坐骨神経痛
  • 椎間板ヘルニア
  • 脊柱管狭窄症
  • 脊椎分離症・すべり症
  • 産前・産後の腰痛
  • 尾骨痛
  • 手足のしびれ感
  • 膝・股関節痛
  • 変形性関節症
  • アレルギー性鼻炎・花粉症
  • メニエール病の初期
  • 骨折・捻挫後遺症
  • アキレス腱炎
  • 足底筋膜炎
  • かかと・足の裏の痛み
  • 外反母趾
  • 成長痛
  • 関節リウマチの痛み
  • 関節炎(Arthritis)
  • 肩こり
  • 頭痛
  • むち打ち
  • 不眠症
  • うつ病
  • 寝違い
  • 頸肩腕症候群・胸郭出口症候群
  • 頚椎椎間板ヘルニア
  • 頚椎症
  • 五十肩
  • 肩関節石灰沈着症
  • インピンジメント症候群
  • ゴルフ・テニス肘
  • 腱鞘炎
  • 手根管症候群
  • 手首の痛み
  • 脳卒中後片麻痺の神経回復促進
  • ばね指
  • 顎関節症
  • 背中の痛み
  • CRPSと診断されたもの
  • 股関節炎
  • 緑内障の眼圧のコントロール
  • 骨髄浮腫
  • 線維筋痛症・多発性硬化症の症状の軽減
  • 自律神経失調
  • 更年期障害
  • 慢性疲労症候群
  • 生理痛
  • 耳鳴り
  • 高血圧
  • 冷え性
  • 便秘
  • 不妊症
  • ストレス性疾患
  • 胃腸疾患
  • 膀胱炎
  • 尿路結石
  • 逆子
  • アトピー性皮膚炎
  • 原因不明のめまい

治療に関するご相談はいつでも受け付けております。

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